6月30日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に紫や白の星形をした小さな花は、バニラのような甘い香りで、フランスでは『恋の草』ドイツでは『神の薬草』ペルーでは『愛の薬草』、日本では『香水草』とも呼ばれる香り高き花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

6月27日の花<アガパンサス>と花言葉


アガパンサス(Agapanthus)

梅雨の時期に細長く伸びた茎の先から放射状に淡青紫色の涼しげで凛とした知性を感じさせる、ヨーロッパでは古くから親しまれている愛の花☆

花名の『Agapanthus(アガパンサス)』は、ギリシャ語『agape(愛)』と、『anthos(花)』の意味を持ちます。

和名は、君子蘭に似ていることから『紫君子蘭(ムラサキクンシラン)』と呼ばれます。

英語は、『アフリカンリリー(African lily)』とも呼ばれます。


アガパンサスの花言葉
恋の訪れ・ラブレター・知的な装い


アガパンサスについて

科・属ヒガンバナ科アガパンサス属
和名紫君子蘭(ムラサキクンシラン)
英名African lily, Agapanthus
学名Agapanthus africanus
原産地南アフリカ
開花期6月~8月
花の詳細 Wikipedia

6月22日の花<ダイアモンドリリー・ネリネ>と花言葉


ダイアモンドリリー・ネリネ(Nerine) 

光をうけてきらきら輝きをまとうカールした花びらがリボンのようで華やかな箱入り娘☆

属名の学名『Nerine(ネリネ)』は、ギリシア神話に登場する水の妖精ネーレーイスの名から。

別名の『Diamond lily(ダイヤモンドリリー)』は、光が当たると花びらがキラキラと輝いて見えることから名付けられました。

ヒガンバナに似た花をつける、南アフリカ原産の球根植物で『サルニエンシス』、『ソレントスワン』、『ピンクフェアリー』、『フジムスメ』、『コルカスメジャー』などの品種があります。

花言葉は、水底に暮らした水の妖精ネーレーイスの不自由な生活から生まれたとされています。


ネリネの花言葉
また会う日を楽しみに・忍耐・箱入り娘


ネリネについて

科・属ヒガンバナ科ネリネ属
和名ネリネ
英名Nerine, Diamond lily
学名Nerine spp.
原産地南アフリカ
開花期10月~12月

花の詳細 Wikipedia


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6月18日の花<ビヨウヤナギ>と花言葉


ビヨウヤナギ(Chinese hypericum)

梅雨が明ける頃まで金色に光り輝くおしべの長い花を枝先に垂れ下がるように咲かす姿が美しい気高い花☆

和名の『美容柳(ビヨウヤナギ)』は、枝先がやや垂れ下がり、花が美しく、葉がヤナギに似ていることから。

属名の学名『Hypericum』は、悪魔よけの像の上に花が置かれていたことにちなみ、ギリシア語『hyper(上に)』と『eikon(像)』の意味を持ちます。


ビヨウヤナギの花言葉
多感・薬用・有用・幸い・気高さ・あきらめ


ビヨウヤナギについて

科・属オトギリソウ科オトギリソウ属
和名美容柳(ビヨウヤナギ)
英名Chinese hypericum
学名Hypericum monogynum
原産地中国
開花期6月~7月
花の詳細 Wikipedia


梅雨のしずくにキラキラ輝く金色の花は憂鬱さを和らげてくれます☆

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6月16日の花<チュベローズ>と花言葉


チュベローズ(Tuberose)

すっと伸びた茎の先に縦に連なるように咲く乳白色の花は甘いフローラル系の香りを放ち、夜になると更に香りが強くなるので『夜来香』の別名を持つ魅惑の花☆

学名の『tuberosa』は、ラテン語『ふくらんだ、塊根状の』の意味を持ち、英語では『Tuberose(チューベローズ)』と呼ばれます。

和名の『月下香(げっかこう)』は、夜に月の下で、一層強い芳香を放つことから名付けられ、『夜来香(イエライシャン)』という別名もあります。

メキシコ原産の球根植物で江戸時代に日本にやって来ました。
香りは甘く濃厚で、香水の原料としても利用され、結婚式のブーケや宗教行事に使われます。


チュベローズの花言葉
危険な楽しみ・冒険


チュベローズについて

科・属キジカクシ科チューベローズ属
和名月下香(ゲッカコウ)
英名Tuberose
学名Polianthes tuberosa
原産地メキシコ
開花期8月~9月
花の詳細 Wikipedia


香り高き花が秋の夜を癒してくれます☆

6月14日の花<グラジオラス>と花言葉


グラジオラス(Gladiolus)

まっすぐ伸びた茎に、整列して花を咲かせる花色が豊富な球根植物で、葉姿が剣に似ており、華やかさと強さを持ち合わせる恋人たちの合図の花☆

属名の学名『Gladiolus(グラジオラス)』は、葉の形が剣に似ていることから、ラテン語『gladius(剣)』からで、英名は、『Sword lily(剣のユリ)』です。

アヤメ科の植物で、『唐菖蒲(トウショウブ)』や『オランダ菖蒲』とも呼ばれます。

古代ヨーロッパでは、この花の数を使って恋人たちが密会の時間を知らせ合っていたといわれています。


グラジオラスの花言葉

全般のグラジオラス密会・用心・思い出・忘却・勝利
赤のグラジオラス堅固・用心深い
ピンクのグラジオラスたゆまぬ努力・ひたむきな愛・満足
紫のグラジオラス情熱的な恋

グラジオラスについて

科・属アヤメ科グラジオラス属
和名グラジオラス
英名Gladiolus, Sword lily
学名Gladiolus spp.
原産地南アフリカ、地中海沿岸、中央ヨーロッパ
開花期7月~10月
花の詳細 Wikipedia


剣をも連想させる葉は、カッコいいですね☆

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