5月29日の花<ニゲラ>と花言葉


ニゲラ(Nigella)

細い針金のような葉のなかに咲く、幻想的な夢の花☆

江戸時代末期に日本に渡来し、名は種子が黒いことから、ラテン語の『niger(黒い)』の意味を持ち、和名は黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。

英語では『霧のなかの恋(Love-in-a-mist)』や『茂みのなかの悪魔(Devil-in-a-bush)』、フランスでは葉姿から『ヴィーナスの髪』や『青髭』、ドイツでは『緑のなかの処女』と、いろいろな呼び名があるようです。


ニゲラの花言葉
当惑・深い愛・困惑・不屈の精神・ひそかな喜び・夢の中の恋・夢の中で会いましょう


ニゲラについて

科・属キンポウゲ科クロタネソウ属
和名黒種草(クロタネソウ)
英名Nigella, Devil-in-a-bush, Love-in-a-mist
学名Nigella damascena
原産地南ヨーロッパ、中東、南西アジア
開花期5月~6月

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爽やかな幻想的な花は気持ちを静めてくれる神秘さがありますね☆

5月28日の花<アマリリス>と花言葉


アママリス(Amaryllis)

おしゃべりをしているかのように賑やかに大輪の豪華な花は気持ちを高めてくれます☆

春咲き(3月末~6月)と秋咲き(9月末~10月)に花を咲かす品種があるので、2シーズン楽しめそうです。

ギリシア神話では、羊飼いの少女アマリリスの恋した花好きの羊飼いの少年アルテオは花を届けてくれるほかの少女に恋を。。

神様に恋を実らせたいとお願いをし、1本の矢を手に入れ、その矢で自分を傷つけ血からとても美しい花を咲かせます。

アマリリスはその花の美しさでアルテオを振り向かせることができました。
咲いた花はアマリリスと呼ばれるようになったことが名前の由来のようです。


アマリリスの花言葉
誇り・内気・おしゃべり・強い虚栄心・すばらしく美しい


アマリリスについて

科・属ヒガンバナ科ヒッペアストルム属
和名アマリリス
英名Amaryllis
学名Hippeastrum
原産地南アメリカ
開花期5~10月

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5月27日の花<マトリカリア>と花言葉


マトリカリア(Feverfew)

小さな可愛い花が集まって楽しそうに咲く、解熱剤、頭痛や関節炎などに効くとことから古くからハーブとして用いられてきたカモミールの親戚☆

現在、『マトリカリア』はヨモギギク属の夏白菊(ナツシロギク)を指し、以前はカモミールなどと同じシカギク属に分類され、蚊取り線香の原料の『ジョチュウギク(除虫菊)』やカモミールとはとても近い仲間です。

英語は、解熱剤、頭痛、関節炎などの薬として用いられてきたため、ラテン語『Feverfew(フィーバーフュー)熱を下げる』から。
また、有効成分であるパルテノリドががんに効果的だとも言われているそうです。

和名は、夏に白い菊を咲かすことから、『ナツシロギク(夏白菊)』と名付けられました。

花や葉の独特の香りは虫を寄せ付けず、コンパニオンプランツとしても利用されます。


マトリカリアの花言葉
集う喜び・楽しむ・忍耐・寛容・鎮静・恋路


マトリカリアについて

科・属キク科ヨモギギク属
和名夏白菊(ナツシロギク)
英名Feverfew
学名Tanacetum parthenium
原産地ヨーロッパ南西部~西アジア
開花期5月~7月

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カモミールとの見分け方は、食用で、細く細かな葉の形をしているカモミール、それに比べ、マトリカリアの葉は少し大きめで観賞用です☆

5月26日の花<オリーブ>と花言葉


オリーブ(Olive) 

女神アテナが植えた幸せを呼ぶ平和のシンボルの花☆

属名の学名『Olea(オレア)』は、ラテン語でオリーブの木と実を意味します。


旧約聖書の『創世記』では、神が人々の悪行に怒り、洪水で地上を滅ぼすとノアに告げ、ノアに彼の家族とすべての動物のつがいを乗せる方舟の建設を命じました。

40日後、ノアが方舟からハトを放すと、ハトはオリーブの若葉をくわえて戻ってきたことで、洪水が鎮まり、地上に平和が戻ったという言い伝えがもとになり、平和のシンボルになりました。


女神アテナと海神ポセイドンは、ひとつの都市の支配権を争い、全能の神ゼウスは、両者のうち最も人々の役に立つものを創造したほうにその都市を与えると伝えました。

ポセイドンは戦の役に立つ『馬』を人々に与え、アテナは果実が食事や薬の材料として人々を救う『オリーブの木』を植えました。人々はアテナの贈り物を支持し、アテナに都市の支配権が与えられました。この物語から『知恵の象徴』としも伝えられています。


アテナの祭で行われた競技で、オリーブの冠が勝者に与えられていたことから、『勝利の象徴』ともされ、今もオリンピックなどで使われています。


オリーブの花言葉
平和・知恵


オリーブについて

科・属モクセイ科オリーブ属
和名オリーブ
英名Olive
学名Olea europaea
原産地地中海地方
開花期5月~6月(実、9~11月)

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知恵の花が来年も平和をもたらしてくれることを願っています☆

5月25日の花<ラナンキュラス>と花言葉


ラナンキュラス(Ranunculus)

薄い繊細な花びらが幾重にも重なったボリューム感ある花が光輝を放つ、華やかな合格の花☆

名は、葉の形がカエルの足に似ていることからラテン語の『rana (カエル)』から生まれました。

英名は、ペルシャ方面が原産地のキンポウゲの一種で原種は5弁の黄色い花で、鮮やかな金色の花姿から、『金鳳花』(buttercup)と呼ばれ、和名は、花の色が華やかなことから、『花金鳳花』と付けられました。


ラナンキュラスの花言葉
とても魅力的・晴れやかな魅力・光輝を放つ・合格

赤色のラナンキュラスあなたは魅力に満ちている
白色のラナンキュラスの純潔
黄色のラナンキュラス優しい心
オレンジ色のラナンキュラス秘密主義
ピンク色のラナンキュラス飾らない美しさ
紫色のラナンキュラス幸福


ラナンキュラスについて

科・属キンポウゲ科キンポウゲ属
和名花金鳳花(ハナキンポウゲ)
英名Ranunculus, Persian buttercup
学名Ranunculus asiaticus
原産地西アジア、ヨーロッパ東南部、地中海沿岸
開花期4月~5月

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こんもりとした柔らかで華麗な花は気分を上げてくれます☆(⌒∇⌒)

5月24日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に紫や白の星形をした小さな花は、バニラのような甘い香りで、フランスでは『恋の草』ドイツでは『神の薬草』ペルーでは『愛の薬草』、日本では『香水草』とも呼ばれる香り高き花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月

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夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

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