3月30日の花<ポピー>と花言葉


ポピー(Corn poppy)

細い茎の先に透き通るような薄い花びらが風に揺れる姿がとても愛らしい☆

属名は、ラテン語で『papa(粥)』を意味し、幼児を眠らせるため、
お粥に入眠や麻痺の作用のあるケシ属の乳汁を加えていたことから。

ギリシア神話では豊穣の神デメテルがこのケシの花を摘んで自らの心をなぐさめたという伝説や、
眠りの神ソムアヌがデメテルの苦しみを軽くするためにケシの花で眠らせたという伝説があるそうです。


ポピーの花言葉

全般いたわり・思いやり・恋の予感・陽気で優しい
赤のポピー慰め・感謝
白のポピー眠り・忘却

ポピーについて

科・属ケシ科ケシ属
和名雛芥子(ヒナゲシ)
英名Corn poppy
学名Papaver rhoeas
原産地ヨーロッパ
開花期4月~6月
花の詳細 Wikipedia


頭でっかちの明るい陽気な花はとても可愛いですね☆(⌒∇⌒)

3月20日の花<スイートピー>と花言葉


スイートピー(Sweet pea)

マメ科ならではの上へ上へと伸びる蔓に甘い香りがするパステルカラーの蝶がヒラヒラと今にも飛び立ちそうな別れと出会いの花☆

名は、ほのかな甘い香りを放つため、スイートな香りのよい豆の意味をもちます。

日本には江戸時代末期に渡来し、エンドウに似て香りもよいことから、『ニオイエンドウ』や『ジャコウエンドウ』とも呼ばれます。

花が終わると豆が実りますが豆には毒があり、大量に食すとラチリズムともいわれる下半身麻痺を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

品種は約100種あるとされ、日本には4種自生し、主に「春咲き」「夏咲き」「冬咲き」の3種類に分けられます。

品種は、『ロイヤルホワイト』『ステラ』『ダイアナ』『ハニーレモン』『ムジカスカーレット』『ビオラ』『恋式部』『ブルーリップル』『シルキーピーチ』『キューピットステラ』などがあります。


スイートピーの花言葉
ほのかな喜び・優しい思い出・門出・別離


スイートピーについて

科・属マメ科レンリソウ属
和名スイートピー
英名Sweet pea
学名Lathyrus odoratus
原産地イタリアのシシリー島
開花期4月~5月
花の詳細 Wikipedia


ヨーロッパでは麝香のような甘い香りから寝室に飾る花として愛されているそうです☆

3月19日の花<アザミ>と花言葉


アザミ(Thistle)

野山に咲く綿毛のついた紫やピンクの愛らしい花を折ろうとするとトゲが刺さって驚きあきれる。美しさについ触れてしまいたくなる野草☆

名は、花を折ろうとするとトゲが刺さって『驚きあきれる』、古語『あざむ』から。

ギリシア神話では、大地の女神が羊飼いの美少年ダフニスに失恋をし、その悲しみでアザミをつくったとか。

北欧神話では、雷神トールの花とされ、花を身につけている者は雷から守られると言い伝えられています。

聖母マリアが処刑されたキリストの十字架の釘を地面に埋めた場所からアザミが生えてきたといわれ『聖母のアザミ』とも呼ばれます。

1263年にスコットランドがノルウェー軍に夜襲を受けた際、アザミのトゲを踏みつけたスコットランド兵の声でスコットランド軍が敵を追い払うことができた事からアザミはスコットランドの標章と国花になったとさ。


アザミの花言葉
独立・厳格・復讐・満足・触れないで・安心


アザミについて

科・属キク科アザミ属
和名野薊(ノアザミ)
英名Japanese thistle
学名Cirsium japonicum
原産地日本
開花期3月~7月
花の詳細 Wikipedia


ほとんどのアザミは食べて楽しめ、油で揚げたり、茹でたり、和え物、炒めものなどにしても美味しいです☆(⌒∇⌒)

3月15日の花<クチナシ>と花言葉


クチナシ(Cape jasmine)

初夏に光沢のある緑色と白い花びらのコントラストが美しく、初夏の風にリラックス効果のある甘い香りを放ち喜びをもたらしてくれます☆

名は、果実が熟しても実が裂けないことから『口無し』からや萼が鳥のくちばしで果実は梨に似ていることから『口梨』や『クチナ(へび)』しか食べない実をつけることから『クチナワナシ』が転じたなど諸説があります。

英名は、ジャスミンのような香りを放つことから『ケープジャスミン(Cape jasmine)』と呼ばれ、欧米では男性が女性をダンスパーティーに誘うときにこの花を贈るそうです。

甘い香りにはリラックス効果があるといわれ、実は、疲労回復、消炎、止血、鎮静、利尿作用、不眠、精神不安などに効果があるとされ、『山梔子(さんしし)』の生薬名で処方されます。

『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』和歌にも歌われています。

日本では『嫁の口がない』に繋がることから、女の子のいる家には植えないほうがいいという俗信もあります。


クチナシの花言葉
とても幸せです・喜びを運ぶ・洗練・優雅


クチナシについて

科・属アカネ科クチナシ属
和名梔子(クチナシ)
英名Cape jasmine, Gardenia, Common gardenia
学名Gardenia jasminoides
原産地日本・中国・台湾、インドシナの温帯・亜熱帯
開花期6月~7月
花の詳細 Wikipedia


ジンチョウゲ、キンモクセイと並んで三大香木とされ、有名メーカーからクチナシの香りの香水がいくつも発売されています☆

3月11日の花<ミヤコワスレ>と花言葉


ミヤコワスレ(Gymnaster)

佐渡へ流された順徳天皇が野菊に似た清楚な花を見ると都への思いを忘れられると話された。庭の下草やお茶の席に飾られる和の雰囲気溢れる花☆

名は、1221年に後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうと兵を挙げた承久の乱で、後鳥羽上皇の兵は、北条氏に敗れ、後鳥羽上皇の息子であった順徳天皇は、佐渡に島流しになり、都を離れる際、庭に咲いたミヤコワスレに目を留め

『いかにして契りおけん白菊を都忘れと名づけくるも憂し』

という詩を詠んだことから名付けられました。


ミヤコワスレの花言葉
しばしの憩い・しばしの慰め・しばしの別れ・また会う日まで


ミヤコワスレについて

科・属キク科ミヤマヨメナ属
和名都忘れ(ミヤコワスレ)
英名Gymnaster
学名Gymnaster savatieri
原産地日本
開花期4月~6月
花の詳細 Wikipedia


濃紫の花色は、古くから都を象徴する色とされていたそうです。

和のお庭に~☆

3月31日の花<ニゲラ>と花言葉


ニゲラ(Nigella)

爽やかでユニークな美しさを持つ、細い針金のような葉のなかに咲く、幻想的な夢の花☆

江戸時代末期に日本に渡来し、名は種子が黒いことから、ラテン語の『niger(黒い)』の意味を持ち、和名は黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。

英語では『霧のなかの恋(Love-in-a-mist)』や『茂みのなかの悪魔(Devil-in-a-bush)』、フランスでは葉姿から『ヴィーナスの髪』や『青髭』、ドイツでは『緑のなかの処女』と、いろいろな呼び名があるようです。


ニゲラの花言葉
当惑・深い愛・困惑・不屈の精神・ひそかな喜び・夢の中の恋・夢の中で会いましょう


ニゲラについて

科・属キンポウゲ科クロタネソウ属
和名黒種草(クロタネソウ)
英名Nigella, Devil-in-a-bush, Love-in-a-mist
学名Nigella damascena
原産地南ヨーロッパ、中東、南西アジア
開花期5月~6月
花の詳細 Wikipedia


爽やかな幻想的な花は気持ちを静めてくれる神秘さがありますね☆

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