4月13日の花<レンゲソウ>と花言葉


レンゲソウ(Chinese milk vetch)

春に田んぼがピンクの花で埋め尽くされる光景は春の風物詩。親しみあるピンクの花は、ハチミツのための蜜を作る蜜源植物で心を和らげてくれます☆

名は、蓮(ハス)の花に似ていることからで、正式な和名の『紫雲英(ゲンゲ)』は一面に咲く花姿が遠くから見ると紫色の雲が低い所で漂っているように見えることから。利尿や解熱作用のある民間薬として古くから利用されてきました。

ギリシア神話では、仲よしの姉妹が祭壇に捧げる花を摘みに野に出かけた時、姉が水辺に咲くレンゲソウを摘むと、折った茎から血が流れました。

その花は、ニュンペー(精霊や下級女神)が姿を変えたもので、姉の足は徐々に草に変わり、根が張ってきました。

妹に『花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで』と言い残し、レンゲソウになってしまったとさ。


レンゲソウの花言葉
あなたと一緒なら苦痛が和らぐ・心が和らぐ・感化・あなたは幸福です・私は幸福です


レンゲソウについて

科・属マメ科ゲンゲ属
和名紫雲英(ゲンゲ)
英名Chinese milk vetch
学名Astragalus sinicus
原産地中国
開花期4月~5月
花の詳細 Wikipedia


春の公園で作る蓮華草のカンムリなどはとても愛らしく心が和みます☆(⌒∇⌒)

3月31日の花<イチゴ>と花言葉


イチゴ(Strawberry)

親株から多数の小ヅルを伸ばして実をつける姿から幸福な家庭をイメージさせる、美容や老化防止の効果を持つ喜びの花☆

名は、日本書紀の『伊致寐姑(いちびこ)』や新撰字鏡の『一比古(いちびこ)』が
徐々になまり『いちご』と呼ばれるようになったとか。

英名は、『ワラ(straw)のベリー(berry)』からで、ワラを敷いたり、
ワラに巻いたりして売られていたことからといわれています。

古代西洋では、根と葉をつけた水で眼を冷やすと視力が回復するといわれていました。

北欧神話では、イチゴは、鷹の羽衣を身に着け空を翔け、ネコにひかせた二輪車にのって地上を走った、愛と結婚と豊穣の女神フリガ(フリッグ)の果物とされ、幼子が亡くなると、イチゴでおおい、天国に運びだすとも言い伝えられています。


イチゴの花言葉
幸福な家庭・先見の明・尊重と愛情・あなたは私を喜ばせる


イチゴについて

科・属バラ科オランダイチゴ属
和名苺(イチゴ)
英名Strawbeeey
学名Fragaria × ananassa
原産地南北アメリカ
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


赤く輝く実は喜びを与えてくれますよね☆(⌒∇⌒)

3月30日の花<エニシダ>と花言葉


エニシダ(Broom)

黄色い蝶々のような花が甘い香りを放ちながら細枝を黄金色に染める、この枝から魔女の空飛ぶホウキも作られた⁉春を彩る代表的な庭木☆

英名『Broom(ホウキ)』は、この木の枝でホウキを作っていことから名付けられ、細枝に金の雀が連なっている姿に見えることから中国では『金雀枝』の文字をあてました。

フランスのある王子が王である兄を暗殺し王位を略奪した罪を悔い、城を捨て、巡礼に出ました。彼は毎晩懺悔をくり返した手にはエニシダの小枝を持っていたというお話があります。


エニシダの花言葉
清楚・謙遜・卑下・博愛・きれいずき・謙虚


エニシダについて

科・属マメ科エニシダ属
和名金雀枝(エニシダ)
英名Broom, Scotch broom
学名Cytisus scoparius
原産地地中海沿岸
開花期4月~6月
花の詳細 Wikipedia


魔女の宅急便のキキのホウキもエニシダ製かもしれませんね☆(⌒∇⌒)

3月29日の花<タンポポ>と花言葉


タンポポ(dandelion)

タン ♪ ポポ ♪ 鼓の音が名の由来の可愛い恋占いの黄色い花☆

名は、鼓をたたく音の「タン」「ポポ」という擬音語から名づけられたといわれ、英名のダンディライオン『dandelion』は、ザギザした葉がライオンの牙を連想させることからついたようです。

ちょっぴり切ないタンポポと南風の物語。

とある春の日、なまけ者の南風は、野原にたたずむ黄色い髪の美しい少女に恋をしました。少女と思っていたのは実は、タンポポでした。

気づかない南風は、毎日毎日、少女を見つめ続けました。
しかし、少女は白髪の老婆になってしまいました。

南風は、悲しみのあまり大きなため息をつくと。。
ため息に飛ばされて、白髪の老婆もいなくなってしまいました。。


タンポポの花言葉
愛の神託・神託・真心の愛・別離


タンポポについて

科・属キク科タンポポ属
和名蒲公英
英名Dandelion
学名Taraxacum officinale
原産地北半球の温帯~寒帯
開花期3月~4月
花の詳細 Wikipedia


子供達の笑顔がうかぶ、癒しの黄色い花☆(⌒∇⌒)

3月28日の花<ヤマブキ>と花言葉


ヤマブキ(Kerria)

元気をくれる黄色の花は、谷底に落とした金貨が花になったという言い伝えもある、万葉集にも詠まれ、春の季語とされる金運の花☆

名は、細くしなやかな枝がそよそよと風に揺れる様子から『山振り』が訛ったなどいろいろ諸説があります。

春に黄色い花で山が埋めつくされる様子から『山春黄(やまはるき)』が変化したという説や鮮やかな黄色の花が『蕗(フキ)』に似て、山に生えていることから『山のフキ』からなど。

花びらは一重もしくは八重で、葉っぱは卵型の縁にギザギザがあり、全体に毛が生えています。表面が濃い緑、裏面は淡い緑色をしていることが特徴です。

狩りに出かけていた室町時代の武将、太田道灌は、突然のにわか雨にあい、農家で蓑(みの)を借りようとしました。娘が出てきて一輪のヤマブキの花を無言で差し出しましたが、太田道灌は、その意味がわからず立腹して都に戻りました。

後に、家臣から『後拾遺和歌集』に収録されている一句、
『七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき』

『山間の茅葺きの家であり、貧しさゆえ蓑(実の)の持ち合わせがない』ことを表したものだと教わりました。

真意がわかり自分の無知を恥じ、和歌の勉強に励んだという伝説があるようです。


ヤマブキの花言葉
気品・崇高・金運


ヤマブキについて

科・属バラ科ヤマブキ属
和名山吹(ヤマブキ)
英名Kerria japonica
学名Kerria, Japanese kerria, Japanese rose
原産地日本、中国
開花期4月~5月
花の詳細 Wikipedia


この花の色は、『山吹色』という色名の由来になっています☆

3月27日の花<ジキタリス>と花言葉


ジキタリス(Foxglove)

指にはめるサックのような花の内側の濃い紫色の斑点は、毒のある印として妖精がつけた指跡だとも云われる、イングリッシュガーデンに欠かせない花のひとつ☆

下から順番に咲いていく様子は見応えのある花の名は花の形が指にはめるサックのような事からラテン語の指という意味の『digitus ジギトス』から。

英名は、『妖精たちの安眠を妨げるキツネの足音を消すために、キツネにこの花を履かせた』『悪い妖精が、鶏舎の周りを堂々とうろつくことができるように、キツネに魔法の手袋をあげた』という話から『キツネの音楽』『キツネの鈴』『妖精の指抜き』『妖精の帽子』『妖精の手袋』『魔性の手袋』といろいろな呼び名があり、和名は『狐の手袋』です。

ギリシア神話では、全知全能の神ゼウスの妻であるヘラはサイコロ遊びが好きで日頃から楽しんでいました。

ある時、誤って地上にサイコロを落としてしまったためゼウスに取ってくるよう頼みましたが、ヘラのサイコロ遊びを良く思っていなかったゼウスは地上に落ちたサイコロをジギタリスの花に変えてしまったとさ。

薬用植物としても有名ですが、全草に猛毒があり栽培する際には取り扱いに注意が必要です。


ジキタリスの花言葉
不誠実・熱愛・誠心誠意・胸の思い


ジキタリスについて

科・属オオバコ科ジギタリス属
和名ジギタリス
英名Foxglove, Digitalis
学名Digitalis purpurea
原産地ヨーロッパ
開花期5月~8月
花の詳細 Wikipedia


妖精たちが印で危険を知らせてくれたと思うと毒の怖さが和らぎます☆(⌒∇⌒)

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