1月7日の花<ウメ>と花言葉


ウメ(Plum blossom)

冬から春へと変わる時期に高貴な花の見頃を迎える、平安時代頃までは花見といえば『梅』だった。。美と長寿の花☆

和名の『梅(ウメ)』は、中国語『梅(メイ)』が訛った説、花の美しさから『愛目(うめ)』が転じた説など諸説があります。

菅原道真(845~903年)が、九州・筑前国の大宰府へ左遷されることになったとき、道真が大事に愛でたウメの木が道真の後を追い、一夜のうちに大宰府まで空を飛んでゆき、その地に降り立ったという飛梅伝説があります。

道真が梅の木に別れを惜しむ歌もあります。

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」


ウメの花言葉

全般忠実・気品・優雅・高貴・忍耐
赤の梅優美な人・優雅
白の梅気品・澄んだ心
桃色の梅清らかさ

ウメについて

科・属バラ科サクラ属
和名
英名Japanese apricot, Plum blossom
学名Prunus mume
原産地中国
開花期1月~3月
花の詳細 Wikipedia


古くから親しみ愛されて来た梅の花の上品な香りは癒されます☆

1月6日の花<スミレ(ピンク)>と花言葉


スミレ(Violet) 

深い紫色の控えめで奥ゆかしい花は墨つぼに似ていることから名付けられた、謙虚さと誠実さを兼ね備えたつつましい喜びの花☆

和名は、花が墨つぼの形に似ていたことから、『墨入れ』がスミレに転じたそうです。

英語の『violet』は、花色が青がかった紫をしていることから。

品種は、『タチツボスミレ』、『アリアケスミレ』、『ヒメスミレ』、『ノジスミレ』、『コスミレ』です。


ローマ神話では、愛と美の女神ヴィーナスがキューピッドと散歩の際、踊っている美しい乙女たちと遭遇し、キューピッドに、

『あの乙女たちと私と、どちらが美しいか?』とたずね、キューピッドが乙女たちのほうが美しいと答えると、ヴィーナスは機嫌を損ね、乙女たちを殴り続けたと。。

乙女たちの顔は紫色にはれ、気の毒に思ったキューピッドは乙女たちを美しいスミレの花に変えたとさ。。こわっ(;^_^A

ギリシア神話では、太陽神アポロンが彼女イアという娘に一目ぼれをしますが、婚約者がいたため、断られたことに怒ったアポロンがイアをスミレに変えてしまったとさ。。(;^_^A


スミレの花言葉

全般のスミレ誠実・謙虚・小さな幸せ
紫のスミレ貞節・愛
白のスミレあどけない恋・無邪気な恋・純潔
黄色のスミレ田園の幸福・つつましい喜び

スミレについて

科・属スミレ科スミレ属
和名菫(スミレ)、相撲取草(スモウトリクサ)
英名Violet
学名Viola mandshurica
原産地全世界の温帯
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


西洋では、『薔薇の美』、『百合の威厳』『スミレの謙虚さ』を持つ女性が理想の女性とされているそうです☆

1月31日の花<クロッカス>と花言葉


クロッカス(Crocus) 

早春に紫や黄、白の花を咲かせることから、古くから春の訪れを知らせてくれる花、バレンタインに捧げる花ともいわれます☆

属名の学名『Crocus(クロッカス)』は、長く糸状に伸びるめしべをもつことから、ギリシア語『krokos(糸)』の意味を持ちます。

サフランの花色は紫色で秋に咲き、クロッカスは春に色は様々な花が咲き、観賞用でハルサフランとも呼ばれます。


美青年のクロッカスは、リーズという娘との結婚を神々に許してもらえず、
絶望でクロッカスは自殺し、残されたリーズの嘆き悲しむ姿を哀れんだ花の女神アフロディーテは、青年をクロッカスに、娘をリーズの朝顔に変えたとさ。


クロッカスの花言葉

全般の花言葉青春の喜び・信頼・私を信じて・切望
紫の花言葉愛の後悔
黄の花言葉私を信じて

クロッカスについて

科・属アヤメ科クロッカス属
和名クロッカス
英名Crocus
学名Crocus spp.
原産地地中海沿岸
開花期2月~4月
花の詳細 Wikipedia


1月29日の花<コケ>と花言葉


コケ(Moss)

樹木や岩石をおおう様子は母が子を守っているような、日本の国歌にも登場する母性愛を感じる地上最古の植物で、うさぎ苔は、可愛い花を咲かせる苔の一種☆

ウサギコケ

名は、樹木につく毛から『木毛(こけ)』や細かい毛から『小毛(こけ)』などから名付けられ、明治時代になり、字が変わったため『苔(コケ)』となりました。


コケの花言葉
母性愛・信頼・孤独・物思い


コケについて

科・属苔植物
和名苔(コケ)
英名Moss
学名Marchantiophyta
原産地世界中に分布
開花期周年
花の詳細 Wikipedia


水分を蓄え、森林や地球を守ってくれている健気な優しさに癒されます☆

1月28日の花<カタクリ>と花言葉


カタクリ(Katakuri)
春にいちはやく花を咲かせ古くから親しまれきた、淡紫紅の反りかえった春の妖精と呼ばれる山野草☆

この植物の球根から抽出したデンプンの粉が片栗粉です。

7~8年ほどかけて種が球根となるユリ科カタクリ属に分類される球根性の多年草で日本全国の平地から山地まで幅広く自生しています。

夏前には葉が枯れてしまうので『スプリング・エフェメラル(春の妖精)』とも呼ばれます。


カタクリの花言葉
初恋・嫉妬・寂しさに耐える


カタクリについて

科・属ユリ科カタクリ属
和名片栗(カタクリ)
英名Erythronium japonicum
学名Katakuri, Dogtooth violet
原産地日本、朝鮮半島、サハリン
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


群生するまでには数十年の月日がかかるといわれる貴重な群生地一度は訪れたいですね☆(⌒∇⌒)
愛知県豊田市足助町の香嵐渓・神奈川県相模原市の城山かたくりの里・千葉県柏市のカタクリ群生地・栃木県那須郡那須川町のかたくり山公園・東京都西多摩郡奥多摩町の御前山のかたくり・栃木県下都賀郡岩舟町のみかも山公園のかたくり

1月27日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に星形をしたバニラのような甘い香りの小さな花を密集して咲かせる香り高き愛の花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

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