ツゲ(Boxwood)
早春に、枝先や光沢のある葉のわきに、淡黄色の小さな花弁のない花をつせ、古くから櫛や将棋の駒などの細工物に使われてきた、庭木や街路樹としてよく用いられる堅固な樹木☆
花名の『(黄楊、柘植(ツゲ)』は、葉が次から次へとつくことから『次ぐ』が転訛した説や、木目が丈夫なことから『強木目木(つよきめぎ)』が転訛したなど諸説あります。
モチノキ科のイヌツゲ(犬黄楊)は、『ホンツゲ(本黄楊、本柘植)』と呼ばれ、『アサマツゲ(朝熊黄楊)』は、伊勢市の朝熊山(あさまやま)に多く見られたことから名付けられました。
英語は、『Boxwood(セイヨウツゲ)』で、その硬さから細工品に使われ、『Pyxis(ピュクシス)』と呼ばれていますが、Phxisはギリシャ語で、英語に変わる際、boxになりました。
硬く緻密できめ細かい材質から、将棋の駒や髪型を整える櫛などに使われる高級木材です。
ツゲの花言葉
堅固・禁欲主義・淡白・冷静
ツゲについて
科・属 | ツゲ科ツゲ属 |
和名 | ツゲ(黄楊・柘植・樿) |
英名 | Boxwood |
学名 | Buxus microphylla |
原産地 | 日本 |
開花期 | 3~4月頃 |
花は、目立たないですが、身近で活躍してくれている樹木ですね☆