1月27日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に星形をしたバニラのような甘い香りの小さな花を密集して咲かせる香り高き愛の花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

1月26日の花<カロライナジャスミン>と花言葉


カロライナジャスミン(Carolina jasmine)

春に長く伸びたつるに鮮黄色のラッパ型のジャスミンのような花が甘い香りを放ちながら、次々と枝いっぱいに咲き、冬には濃緑色の葉が黄から赤褐色に紅葉し、四季を楽しませてくれる長寿の花☆

カロライナジャスミン

英語の『Carolina jasmine』は、カロライナ州に自生し、花の香りがジャスミンに似ていて、ペルシャ語『yasmin(ジャスミン)』から。『Yellow jasmine』、『Evening trumpet flower』などとも呼ばれます。

属名の学名『Gelsemium(ゲルセミウム)』は、イタリア語『gelsomino(ジャスミン)』が語源であるといわれます。

モクセイ科のジャスミンとはまったく違う種で、毒性があり、脈が早くなったり、呼吸、心機能に障害が出るので、取り扱いには注意が必要です。


カロライナジャスミンの花言葉
長寿・甘いささやき・素直・気立てのよさ


カロライナジャスミンについて

科・属ゲルセミウム科ゲルセミウム属
和名カロライナジャスミン
英名Carolina jasmine, Yellow jasmine, Evening trumpet flower
学名Gelsemium sempervirens
原産地北アメリカ南部から中央アメリカ
開花期4~5月
花の詳細 Wikipedia


アメリカでは医薬品とし、偏頭痛や喘息に効果があるとされていたようです。黄色の花が癒してくれます☆

1月25日の花<ツバキ(シロ)>と花言葉


ツバキ(Camellia)

冬から春に日本人の誇りを表現したかのような控えめな美しさは、『万葉集』の頃から日本人に親しまれ、至上の愛らしさを持つ花☆

和名の『椿(つばき)』は、つやのある葉を持つことから『艶葉木(つやはき)』、丈夫なことから『強葉木(つばき)』、葉が厚いことから『厚葉木(あつばぎ)』、朝鮮語の『冬柏(トンベイ)』が訛った説など諸説あります。

英語の『Camellia』は、スウェーデンの植物分類学者の『カール・フォン・リンネ』氏が、宣教師の『ゲオルク・ヨーゼフ・カメル』の名から名付けました。

ツバキとサザンカの見分け方は、
ツバキは、晩冬~春にかけて咲き、花は丸ごと落ちます。雄しべは花糸の下半分くらいがくっつき、葉柄には毛はなく、花は完全には平開しません。
サザンカは、晩秋~初冬にかけて咲き、花びらが個々に散ります。花糸はくっつかず、葉柄に毛があり、花はほぼ完全に平開します。

日本原産のこの花がヨーロッパに渡り、オペラ『椿姫』の主人公を象徴する花になったことから、『東洋の薔薇(バラ)』と賛辞が捧げられます。


ツバキの花言葉

全般のツバキ誇り・控えめな優しさ
赤のツバキ謙虚な美徳・控えめな素晴らしさ・気取らない優美さ
白のツバキ完全なる美しさ・申し分のない魅力・至上の愛らしさ
ピンクのツバキ控えめな愛
黒椿のツバキ気取らない優美さ

ツバキについて

科・属ツバキ科ツバキ属
和名椿(ツバキ)
英名Camellia, Japanese camellia
学名Camellia japonica
原産地日本
開花期11月~12月、2月~4月
花の詳細 Wikipedia


丸ごとボトっと落ちる花も美しいですね☆

1月24日の花<タネツケバナ>と花言葉


タネツケバナ(bitter cress)

他の草に負けずに田園一面を真っ白におおうほど白い十字花を咲かし、苗代にまくイネの種籾を水に漬ける時期を知らせる勝利の野草☆

タネツケバナ

和名は、稲を育てる時の種籾(たねもみ)を水に漬ける時期を知らせる植物だったことから『種漬花(たねつけばな)』と名付けられました。

英語の『bitter cress』は、ほんのりと苦味があるアブラナ科の植物というから『bitter(苦い)』と『cress(アブラナ科の植物)』の意味を持ちます。


タネツケバナの花言葉
勝利・不屈の心・情熱・熱意・燃える思い


タネツケバナについて

科・属アブラナ科タネツケバナ属
和名種漬花(たねつけばな)
英名bitter cress
学名Cardamine scutata
原産地東アジア
開花期4月~6月
花の詳細 Wikipedia


小さい小さい花でも真っ白に田を埋め尽くすほど群生すると圧巻ですね☆

1月23日の花<アッツザクラ>と花言葉


アッツザクラ(Spring star flower)
 
春になると、見た目が桜のような、ピンクや白の一重や八重の可憐な花を咲かせる、桜・桜草とは全く違う種類の愛いっぱいの花☆

名は、アメリカ合衆国アラスカ州、第二次世界大戦中に日本とアメリカの戦地となったアリューシャン列島の『アッツ島』からや葉の厚い桜という、『厚桜』と見た目からなど諸説あります。

属名の『Rhodohypoxis(ロードヒポキシス)』は、が濃いピンク色のヒポキシス属から、ギリシャ語『rhodon(バラ色)』と『hypoxis(ヒポキシス属)』の意味を持ちます。


アッツザクラの花言葉
可憐・無意識・愛を待つ


アッツザクラについて

科・属ユリ科アッツザクラ属
和名アッツザクラ
英名Spring star flower
学名Rhodohypoxis baurii
原産地南アフリカ
開花期5月~6月
花の詳細 Wikipedia


英名のSpring star flower・春の星の花、なんてすてきなネーミングですね☆

1月21日の花<ユキヤナギ>と花言葉


ユキヤナギ(Thunberg spirea)

細い枝に白い小花が降り積もったように咲き、散った花が米を撒いたように見えることから小米花とも呼ばれる愛らしい花☆

名は、細い枝いっぱいにたくさんの白い花を咲かせる花姿が降り積もった雪のようにみえることから。
散った花がまるで米を撒いたように見えることから『小米花(コゴメバナ)』とも呼ばれます。


ユキヤナギの花言葉
愛らしさ・気まま・殊勝


ユキヤナギについて

科・属バラ科シモツケ属
和名雪柳(ユキヤナギ)
英名Thunberg spirea
学名Spiraea thunbergii
原産地日本、中国
開花期3~5月

花の詳細 Wikipedia


白い小花が雪のようにキラキラ輝くと気持ちが明るくなりますね☆(⌒∇⌒)

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