3月31日の花<キンセンカ>と花言葉


キンセンカ(Calendula)

冬から初夏まで、日の光でオレンジや黄色などの花が次々と輝くように開き、日が暮れると眠るように閉じる、古代エジプトでは若返りの妙薬ともいわれた盃のような花☆

花名の『金盞花(キンセンカ)』で、花色と形が黄金色の『盞(さかずき)』に似ていることから。

学名の属名の『Calendula officinalis』は、花期が長くいつの月の最初にも花が咲いていることから、ラテン語『Calendae(月の最初の日)』の意味を持ちます。

英語の『pot marigold』は、マンジュギク属のマリーゴールドに花が似ていることから。

黄色い花は、キリスト教を迫害したローマ皇帝の象徴とする色から、キリスト教では否定的にとらえられることが多く、悲観的な花言葉がつけられたようです。

カレンデュラの品種は、『カレンデュラ・オフィシナリス』、『カレンデュラ・アルベンシス(冬知らず)』などあります。


ギリシャ神話には、レウトコエ王女と恋仲にあった太陽神アポロンに恋をした、水の精クリティが、王女の父に密告し、怒った王はレウトコエ王女は生き埋めしました。

自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったままの悲しむアポロンを見つめ続け、やがてキンセンカに姿を変えてしまったとさ。
などのいくつか伝説があります。


キンセンカの花言葉
慈愛・失望・悲しみ・別れの悲しみ・乙女の美しい姿


キンセンカについて

科・属キク科キンセンカ属
和名金盞花(キンセンカ)、カレンデュラ、ポットマリーゴールド、長春花(チョウシュンカ)
英名Pot marigold, Common marigold, Calendula
学名Calendula officinalis
原産地地中海沿岸
開花期12月~5月
花の詳細 Wikipedia


古くからメディカルハーブで、乾燥肌などの皮膚に効能があり、花びらを油に浸して作られる「カレンデュラオイル」で親しまれています☆

3月30日の花<カルセオラリア>と花言葉


カルセオラリア(Pocketbook plant)

春から初夏に袋のようなユニークな花姿の黄色で赤い斑点がついた花や、黄色と赤色のツートンカラーなど、カラフルな花を咲かせるふくよかな福の花☆

名は、花姿が袋型のため、ラテン語『calceolus(小さな靴、スリッパ)』からという説と、イタリアの植物学者F. Calceolariの名からという諸説があります。

花弁が袋状の花姿を巾着袋にたとえて、『キンチャクソウ(巾着草)』とも呼ばれ、英名も『Pocketbook(財布)flower』と呼ばれます。

大正時代に伝わり、縁にギザギザのある卵形の葉のわきから花茎を伸ばし、黄や赤、赤い斑点が細かく入った黄色のなどの下部の唇弁が袋状にふくらんだ二唇形の花がたくさん咲かせます。


カルセオラリアの花言葉
援助・あなたを伴侶に・可憐・ふくよか・助け合い・幸福・深い愛情・御身に私の財産を捧げる


カルセオラリアについて

科・属ゴマノハグサ科カルセオラリア属
和名巾着草
英名Pocketbook plant
学名Calceolaria
原産地チリ、メキシコ、ペルー、ニュージーランド
開花期4月~6月
花の詳細 Wikipedia


花姿からお財布を連想させ、愛はお金が無くとも深めることができるが、お金があればより一層愛を深めることができるという意味を持つそうです☆

3月29日の花<スモモ>と花言葉


スモモ(Japanese plum)

桜の咲く同じ頃、よく似た白い5枚の花びらを持ち、葉っぱが生えるより先に花を咲かせ、長い雄しべが特徴の夏に甘酸っぱい実を実らす幸福な日々をもたらす花☆

名は、桃に比べて酸っぱいことから、酢桃(スモモ)と名付けられました。

『李下に冠を正さず』『李下の冠』
プラムの木の下で、手を上げて冠を整えている素振りなどをしていると、プラムを盗むと疑われることから、『人に疑われるような行動はするべきではない。』という意味があります。


スモモの花言葉
誠実・幸福な日々・困難・誤解


スモモについて

科・属バラ科スモモ属
和名李(スモモ) 酢桃
英名Japanese plum
学名Prunus salicina
原産地中国
開花期3月~4月、実は6~8月
花の詳細 Wikipedia


柄も長く、さくらと区別がつかないくらい似ていますね~☆(⌒∇⌒)


3月25日の花<アルストロメリア>と花言葉


アルストロメリア(Alstroemeria)

茎のつけ根でクルリとねじれて裏返ろうとする葉を持ち、花びらの鮮やかな色や斑点模様がエキゾチックで花持ちがよく、華やかな雰囲気から切り花に人気な持続の花☆

属名の学名『Alstroemeria(アルストロメリア)』は、南米旅行中に種を採集した分類学の父と呼ばれるカール・フォン・リンネが、親友のスウェーデン男爵ヨーナス・アルステーマの名前にちなんでつけました。

別名は、南アメリカのインカ地方原産で、花姿がユリに似ていることから『インカノユリ(インカの百合)Lily of the Incas』と名付けられました。

南アメリカに自生し、原種にはオーランチカ、リグツ、ペレグリナなどがあり、
オランダでは形や花の大きさにより品種を『ハイブリッドタイプ』、『タッセンタイプ』、『カルメンタイプ』、『バタフライタイプ』、『オーランチカタイプ』、『レジナタイプ』の6タイプに分類しています。


アルストロメリアの花言葉

全般の花言葉持続・未来への憧れ・エキゾチック
赤の花言葉幸い
白の花言葉凛々しさ
ピンクの花言葉気配り

アルストロメリアについて

科・属ユリ科アルストロメリア属(ユリズイセン科)
和名アルストロメリア、百合水仙(ユリズイセン)、インカの百合、夢百合草(ユメユリソウ)
英名Alstroemeria, Peruvian lily, Lily of the Incas
学名Alstroemeria spp.
原産地南アメリカ
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


華やかな花が癒してくれます☆

3月21日の花<バイモ>と花言葉


バイモ(Zhe bei mu)

春に、淡い緑白色の釣鐘形の花弁の内側に紫色の網目の入った花がうつむき加減に咲き、古くから茶花として親しまれた才能を高める山野草☆

和名の『貝母(ばいも)』は、漢名の貝母の音読みで、球根が、2つの貝に見えることからで、別名の『アミガサユリ(編笠百合)』は、ユリ科で花の内側に黒紫の網目が入っていることから名付けられました。

属名の学名『Fritillaria(フリティラリア)』は、筒状をした花姿から、ラテン語『fritillus(サイコロを入れる筒)』の意味を持ちます。

英語は『Zhe bei mu』と呼ばれます。

球根(鱗茎)は、去痰、鎮咳、鎮痛、止血作用などがあり、漢方薬として使われています。


バイモの花言葉
謙虚な心・才能


バイモについて

科・属ユリ科バイモ属
和名貝母 (バイモ)
英名Zhe bei mu, Fritillary
学名Fritillaria verticillata var. thunbergii
原産地中国
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


バイモ誕生花日
3月21日・4月25日


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感想(1件)

3月19日の花<クチナシ>と花言葉


クチナシ(Cape jasmine)

初夏に光沢のある緑色と白い花びらのコントラストが美しく、初夏の風にリラックス効果のある甘い香りを放ち喜びをもたらしてくれます☆

名は、果実が熟しても実が裂けないことから『口無し』からや萼が鳥のくちばしで果実は梨に似ていることから『口梨』や『クチナ(へび)』しか食べない実をつけることから『クチナワナシ』が転じたなど諸説があります。

英名は、ジャスミンのような香りを放つことから『ケープジャスミン(Cape jasmine)』と呼ばれ、欧米では男性が女性をダンスパーティーに誘うときにこの花を贈るそうです。

甘い香りにはリラックス効果があるといわれ、実は、疲労回復、消炎、止血、鎮静、利尿作用、不眠、精神不安などに効果があるとされ、『山梔子(さんしし)』の生薬名で処方されます。

『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』和歌にも歌われています。

日本では『嫁の口がない』に繋がることから、女の子のいる家には植えないほうがいいという俗信もあります。


クチナシの花言葉
とても幸せです・喜びを運ぶ・洗練・優雅


クチナシについて

科・属アカネ科クチナシ属
和名梔子(クチナシ)
英名Cape jasmine, Gardenia, Common gardenia
学名Gardenia jasminoides
原産地日本・中国・台湾、インドシナの温帯・亜熱帯
開花期6月~7月
花の詳細 Wikipedia


ジンチョウゲ、キンモクセイと並んで三大香木とされ、有名メーカーからクチナシの香りの香水がいくつも発売されています☆

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