ツバキ シロ(Camellia)
冬から春に日本人の誇りを表現したかのような控えめな美しさは、『万葉集』の頃から日本人に親しまれ、至上の愛らしさを持つ花☆
和名の『椿(つばき)』は、つやのある葉を持つことから『艶葉木(つやはき)』、丈夫なことから『強葉木(つばき)』、葉が厚いことから『厚葉木(あつばぎ)』、朝鮮語の『冬柏(トンベイ)』が訛った説など諸説あります。
英語の『Camellia』は、スウェーデンの植物分類学者の『カール・フォン・リンネ』氏が、宣教師の『ゲオルク・ヨーゼフ・カメル』の名から名付けました。
ツバキとサザンカの見分け方は、
ツバキは、晩冬~春にかけて咲き、花は丸ごと落ちます。雄しべは花糸の下半分くらいがくっつき、葉柄には毛はなく、花は完全には平開しません。
サザンカは、晩秋~初冬にかけて咲き、花びらが個々に散ります。花糸はくっつかず、葉柄に毛があり、花はほぼ完全に平開します。
日本原産のこの花がヨーロッパに渡り、オペラ『椿姫』の主人公を象徴する花になったことから、『東洋の薔薇(バラ)』と賛辞が捧げられます。
ツバキの花言葉
全般のツバキ | 誇り・控えめな優しさ |
赤のツバキ | 謙虚な美徳・控えめな素晴らしさ・気取らない優美さ |
白のツバキ | 完全なる美しさ・申し分のない魅力・至上の愛らしさ |
ピンクのツバキ | 控えめな愛 |
黒椿のツバキ | 気取らない優美さ |
ツバキについて
科・属 | ツバキ科ツバキ属 |
和名 | 椿(ツバキ) |
英名 | Camellia, Japanese camellia |
学名 | Camellia japonica |
原産地 | 日本 |
開花期 | 11月~12月、2月~4月 |
丸ごとボトっと落ちる花も美しいですね☆