ゼニアオイ(Tree mallow)
春の野山に淡い紫色の花弁に濃い紫の筋が入った穏やかでやさしい印象の素朴な山野草で正岡子規の俳句にも詠まれる古風な美人☆
和名の『ゼニアオイ(銭葵)』は、花の大きさが江戸時代の古銭の一文銭、中国の五銖銭(ごしゅせん)と同じことから名付けられ、『アオイ(葵)』は、花が日を仰ぐように咲くことから『仰日(アフヒ)』が転訛したもの。
葉を天日干ししたものを『錦葵葉(キンキヨウ)』、花を天日干ししたものを『錦葵花(キンキカ)』と呼び、生薬として利用しています。
「鴨の子を 盥(たらい)に飼ふや 銭葵」
と子規の俳句に詠まれています。
ゼニアオイの花言葉
初恋・恩恵・温和・温厚・柔和・母性愛・古風な美人
ゼニアオイについて
科・属 | アオイ科ゼニアオイ属 |
和名 | 銭葵(ゼニアオイ) |
英名 | Tree mallow |
学名 | Malva sylvestris L. var. mauritiana |
原産地 | ヨーロッパ |
開花期 | 5~7月頃 |
昔から愛されてた温和な山野草は和やかな気持ちにさせてくれます☆