5月24日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に紫や白の星形をした小さな花は、バニラのような甘い香りで、フランスでは『恋の草』ドイツでは『神の薬草』ペルーでは『愛の薬草』、日本では『香水草』とも呼ばれる香り高き花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

5月23日の花<イロマツヨイクサ>と花言葉


イロマツヨイグサ
花色豊富でマツヨイ草に似た、英語名に春よさらばという意味を持つ夏を告げる花☆

花言葉 変わらぬ愛・お慕いいたします

マツヨイグサ(Evening primrose)
ハート形の花弁が夜に美しく映えて美しい、夕方に咲いて朝の陽がさすと赤くなってしぼむはかない花☆

名は、待つように夕方に花が咲き始めることから。

英語は、夜咲き種(待宵草、月見草など)を『Evening primrose』、昼咲き種を『Sundrops』と呼びます。

大正ロマンを代表する『画家・詩人の竹久夢ニ』が描いた浴衣姿の美人から花言葉が生まれたようです。竹久夢二が作詞した歌曲した「宵待草」に『待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな』とうたわれています。

待宵草の仲間に月見草(ツキミソウ)・大待宵草(オオマツヨイグサ)・雌待宵草(メマツヨイグサ)・昼咲月見草(ヒルザキツキミソウ)などがあります。


マツヨイグサの花言葉
ほのかな恋・浴後の美人・物言わぬ恋・きまぐれ・魔法


マツヨイグサについて

科・属アカバナ科マツヨイグサ属
和名待宵草(マツヨイグサ)
英名Evening primrose
学名Oenothera stricta
原産地チリ、アルゼンチン
開花期5月~8月
花の詳細 Wikipedia


夜に、輝く黄色の花は朝日とともにしぼむ儚さがいっそう美しさを増しているのでしょうね☆

5月22日の花<レモン>と花言葉


レモン(Lemon)

香り高い白い花を次々と咲かせて、秋にビタミンCたっぷりの実をたくさんつける刺激ある果実の熱情の花☆

名は、原産地インドのヒンディー語『limbu』から、西洋に伝わる過程で変化し、スペインで『limon』、英語の『lemon(レモン)』になりました。

属名の学名『Citrus(シトラス)』は、シトロンの木から、ラテン語『citrus(キトルス)』の意味を持ちます。


レモンの花言葉
心からの思慕・熱意・誠実な愛・愛に忠実
実の花言葉
熱情


レモンについて

科・属ミカン科ミカン属
和名檸檬(レモン)
英名Lemon, Lemon blossom
学名Citrus limon
原産地インド北部
開花期5月~6月
花の詳細 Wikipedia

爽やかな香りでリフレッシュできますね☆

5月21日の花<カスミソウ>と花言葉


カスミソウ(Baby’s breath) 

網の目のように細かく分かれた枝先に純白のふわふわした花はお菓子のように可憐でアレンジメントやブーケの脇役として人気の夢見心地の幸福を呼ぶ花☆

和名の『霞草(カスミソウ)』は、細かく分かれた枝先に白い花をたくさん付ける様子が、春霧のように見えることから。

属名の学名『Gypsophila(ギプソフィラ)』は、石灰質の土壌を好むことから、ギリシア語『gypsos(石灰)』と『philios(愛する)』の意味を持ちます。

英名は、赤ちゃんもしくは愛しい人の吐息から、『Baby’s breath』と呼ばれます。


カスミソウの花言葉
無邪気・清い心・親切・幸福・夢見心地
ピンクの花言葉
切なる願い・感激


カスミソウについて

科・属ナデシコ科カスミソウ属
和名霞草(カスミソウ)、宿根霞草(シュッコンカスミソウ)
英名Baby’s breath, Gypsophila
学名Gypsophila elegans
原産地ヨーロッパ、アジア
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia

5月20日の花<カタバミ>と花言葉


カタバミ(Wood sorrel) 

春~秋にハート型の葉を3枚つけ、黄色の毒をもった生き物や魔女をよけるお守りとされ、繁殖力が強いことから『子孫繁栄』のシンボルともされた母のやさしさを思い出させる花☆

花名の『片喰・傍食(カタバミ)』は、葉が食べられて一方が欠けているように見えることからで、漢字の『酢漿草(カタバミ)』のは葉と茎にシュウ酸が含まれ、すっぱいことが表現されています。

真鍮の鏡や仏具を磨くために用いられていたことから『鏡草』とも呼ばれ、夜になると葉を小さくたたむことから『雀の袴(スズメノハカマ)』という別名もあります。

属名の学名『Oxalis(オキザリス)』は、ギリシア語『oxys(すっぱい)』の意味を持ちます。

スペインやフランスなどでは『ハレルヤ(キリスト教で「主をほめたたえよ」)』とも呼ばれます。

クローバーとの見分けは、クローバーは『葉に白い線が入り、夜になると内側に葉を閉じる』カタバミは、『葉に白い線はなく、夜になると葉を外側に閉じる』2つが大きな違いがあります。


カタバミの花言葉
喜び・輝く心・母のやさしさ


カタバミについて

科・属カタバミ科カタバミ属
和名酢漿草(カタバミ)
英名Wood sorrel
学名Oxalis corniculata
原産地南アフリカやアメリカの暖地
開花期4月~10月
花の詳細 Wikipedia


全世界に生息し、道端で出会う、親しみある花はホッコリさせてくれます☆

5月19日の花<ブライダルベール>と花言葉


ブライダルベール (Dotted bridal veil)

純白の小花がまるで幸せな花嫁のベールよう~北向きに置くと子宝に恵まれ、リビングやキッチンに置くと、運気が高まる『陽の気』を持つとされている幸福を運ぶ観葉植物☆

名は、鉢を覆うように小さな白い花をたくさん咲かせ、白いベールをまとった花嫁のような純白の花を咲かせることから名付けられ、英語は、『Dotted bridal veil』や『Tahitian bridal veil(タヒチ島の(タヒチ原産ではないです。)ブライダルベール)』と呼ばれます。

学名は、萼にこぶのような突起があるので、ラテン語『gibber(こぶ)』から。

風水では、北向きに置くと子宝に恵まれるとされ、リビングやキッチンに置くと、運気が高まり、人を活発にさせる『陽の気』を持つと考えられています。


ブライダルベールの花言葉
幸福・花嫁の幸福・願い続ける・幸せを願っています・豊かさ・鮮やかな人


ブライダルベールについて

科・属ツユクサ科ギバシス属
和名ブライダルベール
英名Dotted bridal veil, Tahitian bridal veil
学名Gibasis pellucida
原産地メキシコ
開花期4月~10月
花の詳細 weblio


可憐な白い花が幸福を運んでくれるといいですね~☆

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