12月1日の花<キク>と花言葉


キク(Chrysanthemum) 

日本の秋を代表する花で品位や品格の象徴として古くから尊ばれてきた、不老長寿や繁栄をもたらす力を持つ花☆

和名の『菊(キク)』は、行き詰まるという意味の『窮まる(きわまる)』を語源とし、『一年の最後に咲く花』ということから名付けられ、漢字の『菊』は、中心に向かって巻き込むように咲く花形を、手のひらに米をおいて握った様子になぞらえたものだといわれています。

英語の『chrysanthemum(クリサンセマム)』は、ギリシア語『chrysos(黄金)』と『antgemon(花)』の意味を持ちます。

天皇や皇室を表す紋章の『十六八重表菊』は、菊の御紋とも呼ばれ、皇室で最初に用いたのは『後鳥羽上皇(1180~1239)』といわれます。


菊の種類は『洋ギク』、『スプレー菊』、『電照菊』、『食用菊』などがあり、咲き方は『ポンポンマム』、『ピンポンマム』などがあります。

『和菊』は、ひな菊や浜菊や野菊などで、『洋菊』は、スプレー菊などヨーロッパ原産の品種改良されたものをいいます。

大きさは、『大菊』、『中菊』、『小菊』があり、季節別は、『春菊』、『夏菊』、『秋菊』、『冬菊、寒菊』と呼ばれます。


キクの花言葉

全般のキク高貴・高潔・高尚
赤のキクあなたを愛してます
白のキク真実・誠実
黄色のキクわずかな愛・破れた恋・長寿と幸福

キクについて

科・属キク科キク属
和名家菊(イエギク)
英名Chrysanthemum, Florist’s daisy, Hardy garden mum
学名Chrysanthemum morifolium
原産地中国
開花期10月~12月
花の詳細 Wikipedia


高貴な花が心を清めてくれるようです☆

12月31日の花<ハボタン>と花言葉


ハボタン(Flowering kale)

キャベツのような見た目で、牡丹の花のように美しく葉っぱが色づき、 お正月の門松や生け花に使われる縁起のよい植物☆

和名は、葉姿が、牡丹の花のように美しいことから、『葉牡丹(はぼたん)』と名付けられました。

英語は、見た目がキャベツに似ており、葉っぱが色づくため、『ornamental cabbage(装飾的なキャベツ)』の意味を持ちます。

種類は、『東京丸葉系』、『名古屋ちりめん系』、『大阪丸葉系』、『さんご系』などがあります。


ハボタンの花言葉
祝福・利益・慈愛・愛を包む・物事に動じない


ハボタンについて

科・属アブラナ科アブラナ属
和名葉牡丹(ハボタン)
英名Flowering kale, Ornamental kale, Ornamental cabbage
学名Brassica oleracea var. acephala
原産地3月~5月(花)、11月~3月(葉)
開花期ヨーロッパ
花の詳細 Wikipedia


諸葛孔明が行く先々の戦場でキャベツを栽培し、兵士の食料にしたという故事もある、冬のガーデニングに欠かせない存在ですね☆

12月28日の花<ツバキ>と花言葉


ツバキ(Camellia)

冬から春に日本人の誇りを表現したかのような控えめな美しさは、『万葉集』の頃から日本人に親しまれ、至上の愛らしさを持つ花☆

和名の『椿(つばき)』は、つやのある葉を持つことから『艶葉木(つやはき)』、丈夫なことから『強葉木(つばき)』、葉が厚いことから『厚葉木(あつばぎ)』、朝鮮語の『冬柏(トンベイ)』が訛った説など諸説あります。

英語の『Camellia』は、スウェーデンの植物分類学者の『カール・フォン・リンネ』氏が、宣教師の『ゲオルク・ヨーゼフ・カメル』の名から名付けました。

ツバキとサザンカの見分け方は、
ツバキは、晩冬~春にかけて咲き、花は丸ごと落ちます。雄しべは花糸の下半分くらいがくっつき、葉柄には毛はなく、花は完全には平開しません。
サザンカは、晩秋~初冬にかけて咲き、花びらが個々に散ります。花糸はくっつかず、葉柄に毛があり、花はほぼ完全に平開します。

日本原産のこの花がヨーロッパに渡り、オペラ『椿姫』の主人公を象徴する花になったことから、『東洋の薔薇(バラ)』と賛辞が捧げられます。


ツバキの花言葉

全般のツバキ誇り・控えめな優しさ
赤のツバキ謙虚な美徳・控えめな素晴らしさ・気取らない優美さ
白のツバキ完全なる美しさ・申し分のない魅力・至上の愛らしさ
ピンクのツバキ控えめな愛
黒椿のツバキ気取らない優美さ

ツバキについて

科・属ツバキ科ツバキ属
和名椿(ツバキ)
英名Camellia, Japanese camellia
学名Camellia japonica
原産地日本
開花期11月~12月、2月~4月
花の詳細 Wikipedia


丸ごとボトっと落ちる花も美しいですね☆

12月26日の花<クリスマスローズ>と花言葉


クリスマスローズ(Christmas rose) 

寒さに負けずクリスマスの時期にバラのような美しい花が咲く、香りが病人から悪臭を除くと信じられた『冬の女王』とも呼ばれる癒しの花☆

名のクリスマスローズは、クリスマスの時期にバラに似た花を咲かせることから。

属名の学名の『Helleborus(ヘレボルス)』は、根に毒があることから、ギリシア語『helein(死に至らしめる)』と『bora(食べもの)』の意味を持ちます。

代表品種は、『ヘレボルス・ニゲル』、『ピュアホワイト』、『アプリコット・シングル』、『ホワイト・スポット』、『ルーセブラック』、『ローズカメレオン』などがあります。

根や葉に毒があり、嘔吐、腹痛、下痢、けいれん、呼吸麻痺、心拍数の低下、心停止などを引き起こす恐れがあるので、取り扱いには十分にお気を付けください。

古代ギリシャでは、少量ならば私たちの精神を安定させる薬になるとし、花から漂う香りには精神の高ぶりを正常に戻す効果があると考えていました。

マデロンという少女が、イエス・キリストの生誕の祝いに羊飼いたちと祝福に訪れた時、贈り物に囲まれたキリストを見て、何も贈ることの出来ない貧しさに泣き悲しんだ姿を見た天使が地面に触れると、クリスマスローズが咲き、マデロンはそれを摘んでキリストに捧げたとさ。


クリスマスローズの花言葉
私の不安をやわらげて・慰め・中傷


クリスマスローズについて

科・属キンポウゲ科クリスマスローズ属
和名クリスマスローズ
英名Christmas rose
学名Helleborus niger
原産地ヨーロッパ中部~南部
開花期12月~2月
花の詳細 Wikipedia


美しい花がクリスマスを盛り上げてくれますね☆🎄

12月25日の花<バラ>と花言葉


バラ(Rose)

女神ヴィーナスの涙から生まれた愛や美を象徴する花がクリスマスに華やぎを与えてくれます☆

学名は、古代ギリシア語『rhodon(ロドン)バラの意』やケルト語『rhodd(ロッド)赤を意味する』から。

和名は、トゲのある低木の『いばら(茨)』が訛ったものといわれています。

ギリシア神話では、愛と美と性を司る女神アプロディーテーがキプロス島の海から生まれたときのこと、大地が『自分も神々と同じように美しいものを創造することができる』といって、バラの花を生み出したといわれ、イタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの名画『ヴィーナスの誕生』にも描かれています。

昔から青いバラの品種の製作が世界のバラ愛好家の夢とされ、日本のサントリーが、14年挑戦し、2004年に世界初の青いバラを誕生させました。
2009年から『サントリーブルーローズ アプローズ(花言葉「夢かなう」)』として発売されています。


バラの花言葉
花色、箇所、本数によって花言葉があります。

全般のバラ愛・美
赤のバラあなたを愛してます・愛情・美・情熱・熱烈な恋
白のバラ純潔・私はあなたにふさわしい・深い尊敬
ピンクのバラしとやか・上品・感銘
青のバラ夢かなう・不可能・奇跡・神の祝福
黄色のバラ愛情の薄らぎ・嫉妬・友情
赤のバラのつぼみ純粋と愛らしさ・純粋な愛に染まる
白のバラのつぼみ恋をするには若すぎる・少女時代
バラのトゲ不幸中の幸い
1本一目ぼれ
2本世界は二人だけ・二人のため
3本告白・あなたを愛しています
4本愛は不変
5本出会えたことが嬉しい
6本あなたに夢中
7本密かな愛
11本最愛
15本永遠の友情
21本あなただけに尽くします
99本永遠の愛・ずっと一緒
108本結婚して下さい
999本何度生まれ変わってもあなたを愛する

バラについて

科・属バラ科バラ属
和名薔薇(バラ)
英名Rose
学名Rosa spp.
原産地北半球の温帯域
開花期5月~10月
花の詳細 Wikipedia


華やかで美しく、優雅に甘い香りを放ち咲き誇る姿が魅力的で、うっとりしちゃいますね~🌹🌹🌹

12月24日の花<ピラカンサ>と花言葉


ピラカンサ(Firethorn) 

春には小さな花を咲かせ、秋には燃えるように真っ赤に熟した赤い実をつけ、濃い緑色の常緑の葉が四季を通じて緑を保つので庭木や生け垣、鉢植えとして人気の花☆

属名の『ピラカンサ(Pyracantha)』は、火のように赤く熟す実と棘のある木から、ギリシア語『pyro(火)」と『akantha(刺)』の意味を持ちます。

英名は、『fire(炎)』と『thorn(棘)』から『Firethorn(ファイアーソーン)』、中国名は『カキョク(火棘)』と呼ばれます。

和名は、1年中常緑で、サンザシの実に似た実をつけることから、『常磐山査子(ときわさんざし)』と名付けられました。


ピラカンサの花言葉
美しさはあなたの魅力・愛嬌・燃ゆる想い・快活・慈悲


ピラカンサについて

科・属バラ科トキワサンザシ属
和名常磐山査子(ときわさんざし)
英名Firethorn
学名Pyracantha
原産地中国、ヨーロッパ
開花期5月~6月
花の詳細 Wikipedia


赤い実が輝き冬の寂しさを和らげてくれますね☆

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