10月10日の花<シオン>と花言葉


シオン(Tatarian aster)

紫色の花が本格的な秋の気配を感じさせる、十五夜の頃に開花することから十五夜草とも呼ばれる追憶の花☆

名の学名『Aster(アスター)』は、放射状に伸びる花びらから、ギリシア語『aster(星)』の意味をもちます。

和名『紫苑』は、紫の花でたくさん集まって咲く様子の『苑』から。

今昔物語に因み、『オニノシコグサ(鬼の醜草)』や十五夜の頃に開花することから『ジュウゴヤソウ(十五夜草)』などの別名もあります。


今昔物語集では、父の死をいたむ兄弟の物語があります。

父をなくした兄弟は墓参りを欠かしませんでしたが、

次第に仕事が忙しくなった兄は、忘れ草を墓前に植えて墓参りをしなくなります。

弟は墓前にシオンを植え、毎日墓参りを続けました。

兄弟を見ていた鬼は弟に感心して、予知能力を授け、弟はその力のおかげで幸せに暮らしたとさ。


シオンの花言葉
追憶・君を忘れない・遠方にある人を思う


シオンについて

科・属キク科シオン属
和名紫苑(シオン)
英名Tatarian aster, Aster tataricus
学名Aster tataricus
原産地日本、朝鮮半島、中国、シベリア
開花期9月~10月
花の詳細 Wikipedia

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