ヤマブキ(Kerria)
元気をくれる黄色の花は、谷底に落とした金貨が花になったという言い伝えもある、万葉集にも詠まれ、春の季語とされる金運の花☆
名は、細くしなやかな枝がそよそよと風に揺れる様子から『山振り』が訛ったなどいろいろ諸説があります。
春に黄色い花で山が埋めつくされる様子から『山春黄(やまはるき)』が変化したという説や鮮やかな黄色の花が『蕗(フキ)』に似て、山に生えていることから『山のフキ』からなど。
花びらは一重もしくは八重で、葉っぱは卵型の縁にギザギザがあり、全体に毛が生えています。表面が濃い緑、裏面は淡い緑色をしていることが特徴です。
狩りに出かけていた室町時代の武将、太田道灌は、突然のにわか雨にあい、農家で蓑(みの)を借りようとしました。娘が出てきて一輪のヤマブキの花を無言で差し出しましたが、太田道灌は、その意味がわからず立腹して都に戻りました。
後に、家臣から『後拾遺和歌集』に収録されている一句、
『七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき』
『山間の茅葺きの家であり、貧しさゆえ蓑(実の)の持ち合わせがない』ことを表したものだと教わりました。
真意がわかり自分の無知を恥じ、和歌の勉強に励んだという伝説があるようです。
ヤマブキの花言葉
気品・崇高・金運
ヤマブキについて
科・属 | バラ科ヤマブキ属 |
和名 | 山吹(ヤマブキ) |
英名 | Kerria japonica |
学名 | Kerria, Japanese kerria, Japanese rose |
原産地 | 日本、中国 |
開花期 | 4月~5月 |
花の詳細 Wikipedia
この花の色は、『山吹色』という色名の由来になっています☆