2月15日の花<ミツマタ>と花言葉


ミツマタ(Paper bush) 

早春に、小花が球状に集まり、香りを漂わせながら咲く、3本に分かれた枝を両親と子の肉親の絆にたとえられた東洋の紙の低木☆

和名の『三叉(ミツマタ)』は、黄褐色の枝が必ず3つに分岐することから名付けられ、三又、三叉、三枝とも書きます。

英語は、中国原産で紙の原料になることから『東洋の紙の低木』という意味を持つ『Oriental paper bush』や『Paper bush』と呼ばれます。

属名の学名『Edgeworthia』は、アイルランドの植物学者『マイケル・パケナム・エッジワース』と妹の『マリア・エッジワース』の名前から。

赤い花弁の『ベニバナ(アカバナ)ミツマタ(紅花三椏、赤花三椏)』の品種があります。


ミツマタの花言葉
強靱・意外な思い・壮健・永遠の愛・肉親の絆


ミツマタについて

科・属ジンチョウゲ科ミツマタ属
和名三椏(ミツマタ)三又、三叉、三枝
英名Paper bush, Oriental paper bush
学名Edgeworthia chrysantha
原産地中国
開花期3月~4月
花の詳細 Wikipedia


江戸時代に渡来し、強度が高く良質の繊維を持つことから、上質な和紙の原料として利用され、紙幣にも使われます☆

2月11日の花<オオイヌノフグリ>と花言葉


オオイヌノフグリ(Persian speedwell)

冬から春まで、葉に散りばめられたように群れて咲く、空色のとてもとても小いさな花は星の瞳とも呼ばれます☆

和名の『犬の陰嚢(いぬのふぐり)』は、ふたつに合わさった果実が犬の陰嚢(ふぐり)に似ていることから名付けられました。しかし、近種のイヌノフグリに対してつけられたもので、この花の果実はハート形で似ていません。

別名には、『瑠璃唐草(ネモフィラと同名)』、『天人唐草』、『星の瞳』があります。

英語の『grey field speedwell』は、野原に生息することから、『grey field(野原)』と『speedwell(クワガタソウ属)』の意味を持ちます。

属名の学名の『Veronica』は、キリストが十字架を負って刑場に向かう際、汗をぬぐうハンカチーフをささげた聖女ヴェロニカから、西洋では『聖女ヴェロニカの草』と呼ばれています。

以前は畑や田んぼの脇で見かけることが多かったのですが、環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。


オオイヌノフグリの花言葉
信頼・神聖・清らか・忠実


オオイヌノフグリについて

科・属オオバコ科クワガタソウ属
和名大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)
英名Persian speedwell, Large field speedwell, Birdeye speedwell
学名Veronica persica
原産地ヨーロッパ
開花期2月~5月
花の詳細 Wikipedia


オオイヌノフグリの誕生花
2月11日


同じ空色のネモフィラはかなり大きな花で、オオイヌノフグリの花は小さめです☆

2月9日の花<ギンバイカ>と花言葉


銀梅花(Myrtle)

梅に似た銀色のような白色の香り高き、愛の女神に捧げる祝いの花☆

南欧では、愛の女神に捧げる花として花嫁のブーケや髪飾りに
用いられることから祝の木と言われたそうです。


銀梅花の花言葉
愛・愛のささやき


銀梅花について

科・属フトモモ科・ギンバイカ属
和名銀梅花
英名Myrtle
学名Myrtus communis
原産地地中海沿岸
開花期 5月~6月
花の詳細 Wikipedia


春とともに幸運も運んでくれますように☆

2月8日の花<キンセンカ>と花言葉


キンセンカ(Calendula)

冬から初夏まで、日の光でオレンジや黄色などの花が次々と輝くように開き、日が暮れると眠るように閉じる、古代エジプトでは若返りの妙薬ともいわれた盃のような花☆

花名の『金盞花(キンセンカ)』で、花色と形が黄金色の『盞(さかずき)』に似ていることから。

学名の属名の『Calendula officinalis』は、花期が長くいつの月の最初にも花が咲いていることから、ラテン語『Calendae(月の最初の日)』の意味を持ちます。

英語の『pot marigold』は、マンジュギク属のマリーゴールドに花が似ていることから。

黄色い花は、キリスト教を迫害したローマ皇帝の象徴とする色から、キリスト教では否定的にとらえられることが多く、悲観的な花言葉がつけられたようです。

カレンデュラの品種は、『カレンデュラ・オフィシナリス』、『カレンデュラ・アルベンシス(冬知らず)』などあります。


ギリシャ神話には、レウトコエ王女と恋仲にあった太陽神アポロンに恋をした、水の精クリティが、王女の父に密告し、怒った王はレウトコエ王女は生き埋めしました。

自分の行ないを恥じたクリティは、9日間地面に座ったままの悲しむアポロンを見つめ続け、やがてキンセンカに姿を変えてしまったとさ。
などのいくつか伝説があります。


キンセンカの花言葉
慈愛・失望・悲しみ・別れの悲しみ・乙女の美しい姿


キンセンカについて

科・属キク科キンセンカ属
和名金盞花(キンセンカ)、カレンデュラ、ポットマリーゴールド、長春花(チョウシュンカ)
英名Pot marigold, Common marigold, Calendula
学名Calendula officinalis
原産地地中海沿岸
開花期12月~5月
花の詳細 Wikipedia


古くからメディカルハーブで、乾燥肌などの皮膚に効能があり、花びらを油に浸して作られる「カレンデュラオイル」で親しまれています☆

2月5日の花<勿忘草>と花言葉


勿忘草(forget me not)

輝かしい小花を咲かせる友情(愛)の花☆

昔、若い騎士ルドルフと恋人ベルタがドナウ川河畔を散策していました。

岸辺に美しい花を見つけ、ルドルフはベルタに花を贈ろうと岸に降り、
誤って川に流されてしまいました。

彼は最後の力を尽くして花を岸にいるベルタに投げ、「私を忘れないで」
という言葉を残して死んでしまいました。

ベルタは生涯亡き人を思い続け、身につけていた花は忘れな草と呼ばれるようになり、ドナウ川の伝説として言い伝えられました。


勿忘草の花言葉
真実の友情(愛)・私を忘れないで


勿忘草について

科・属ムラサキ科ワスレナグサ属
和名勿忘草・忘れな草
英名forget me not
学名Myosotis L.
原産地ヨーロッパ
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


真実の友情(愛)の物語。。切ないですね。

2月4日の花<ヒトリシズカ>と花言葉


ヒトリシズカ(Chloranthus japonica)

源義経の愛した静御前が舞う姿に似た、清楚な白く美しい春の山野草☆

名は、源義経の愛した静御前が舞う姿に花姿が似ていたことから。

静御前は頼朝に命じられて鶴岡八幡宮の回廊で舞いを舞うことになり、義経恋慕の歌を歌いながら舞いを舞った。

「吉野山 嶺の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき
賤やしづ 賤のおだまき繰り返し 昔を今に なす由もがな」


一人静の花言葉
隠れた美


一人静について

科・属センリョウ科センリョウ属
和名一人静
英名Chloranthus japonica
学名Chloranthus japonicus
原産地サハリン・南千島・北海道・本州・四国・九州・朝鮮半島・中国東北部
開花期4月
花の詳細 Wikipedia

寂しくひっそり一輪で咲いているわけではなく良かったです。😊

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