9月17日の花<フウセンカズラ>と花言葉


フウセンカズラ(Balloon vine)

夏に小さな白色の花と紙風船のように膨らんだ果実をつけながら蔓を伸ばし、秋にハート型の種を地面に落とす、緑のカーテンとしても人気の植物☆

和名の『風船葛(ふうせんかずら)』は、つる草の葛に似て、風船のようなものを付けることから名付けられました。

英語は、蔓性の植物で、風船のように膨らんだ果実を持つことから、『Ballon vine(風船の蔓草)』と呼ばれ、種にあるハート形の模様から『Heart seed(ハートの種)』とも呼ばれます。

属名の学名の『Cardiospermum』は、ハート形の模様がある種を持つことから、ギリシア語『cardia(心臓)』と『sperma(種子)』から。


フウセンカズラの花言葉
あなたと共に・一緒に飛びたい・自由な心


フウセンカズラについて

科・属ムクロジ科フウセンカズラ属
和名風船葛(フウセンカズラ)
英名Balloon vine, Heart seed
学名Cardiospermum halicacabum
原産地北米
開花期7月~9月
花の詳細 Wikipedia


小さい風船状の果実が窓際を彩ってくれます☆

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9月13日の花<ランタナ>と花言葉


ランタナ(Lantana)

夏~秋に鮮やかな小花が半球形に群れるように咲き、花の色が徐々に変わる七変化の花☆

英語は、ラテン語『lentare(曲がる)』から。

和名は、徐々に花の色が変化するので『七変化(しちへんげ)』と名付けられました。

熱帯アメリカが原産の植物で、花は綺麗ですが、野生化するとその地域の原生種を駆逐する恐れがあるとされ、世界の侵略的外来種ワースト100にランクインしています。


ランタナの花言葉
心変わり・合意・協力・厳格・確かな計画


ランタナについて

科・属クマツヅラ科シチヘンゲ属
和名七変化(シチヘンゲ)
英名Lantana
学名Lantana camara
原産地中南米
開花期6月~10月
花の詳細 Wikipedia


鮮やかな彩りを変化させ華やかに楽しませてくれます☆

9月11日の花<サフラン>と花言葉


サフラン(saffron crocus)

香辛料から黄色を連想する、紫の上品な花は花の女神フローラのやさしさの詰まった花

ギリシア神話では、秋の夕暮れの牧場で花の女神フローラが牧場の精に

「仔羊たちが秋の花たちとの別れを惜しんでいます。どうか彼らが心地よく昼寝を楽しめるようにすてきなベッドを与えてください」

と願いを頼まれ、サフランを咲かせ、仔羊のベッドにしてあげたという言い伝えがあります。


サフランの花言葉
歓喜・過度をつつしめ・濫用するな


サフランについて

科・属アヤメ科・サフラン属
和名バンコウカ(蕃紅花)
英名saffron crocus
学名Crocus sativus L
原産地地中海沿岸~小アジア
開花期最盛期は11月
花の詳細 Wikipedia

9月10日の花<ダリア>と花言葉


ダリア(Dahlia)

彩り、草丈、花びらの大きさ、咲き方の種類が多く、優雅で華麗なナポレオン一世の皇后が愛でた花☆

英語の『Dahlia』は、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前から。

和名は、花姿がボタンに似ていて、遠くの外国から伝わった珍しい物には天竺という名称を付ける傾向があったため『天竺牡丹(てんじくぼたん)』と名付けられました。

ナポレオン一世の皇后ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネは、ダリアがとても好きで、ダリアを自分だけの花にしたかったので独占的に育てていました。
しかしある日、侍女が裏切り、ダリアの球根を盗み自らの庭でダリアを育ててしまい、それを知ったジョゼフィーヌは、ダリアに飽き、ダリアへの興味を失ってしまったとさ。


ダリアの花言葉
華麗・優雅・気品・移り気・不安定


ダリアについて

科・属キク科ダリア属
和名天竺牡丹(テンジクボタン)
英名Dahlia
学名Dahlia spp.
原産地メキシコ、グアテマラ
開花期7月~10月
花の詳細 Wikipedia


ダリア園は、『町田ダリア園(東京都町田市)』『日野ダリア園(滋賀県蒲生郡)』『川西ダリヤ園(山形県東置賜郡)』『黒川ダリヤ園(兵庫県川西市)』などがあります☆

9月7日の花<クロユリ>と花言葉


クロユリ(Kamchatka lily)

日本では、北海道の低地や、東北地方の高山地帯に自生する強烈な香りを持つ、鐘状の黒い神秘の花☆

名は、別属ですが、ユリに花姿が似ていることから。

アイヌ民族の伝説で、好きな人のそばに黒百合をそっと置き、相手が花を手にすれば二人は結ばれるといわれます。

黒百合伝説というのがあり、佐々成政という戦国武将の側室・早百合(さゆり)が密通をしているという噂が流れ、成政は早百合を殺してしまいます。
死に際に『3年たって立山に黒い百合が咲いたとき、佐々家は滅びるでしょう』という言葉を残しました。言葉どおり、成政は失脚し、切腹によって死んでしまったことから言い伝えが残っています。

アラスカ、北アメリカ、シベリアなど北半球の広い範囲に分布する高山植物で、日本では、北海道の低地や、東北地方の高山地帯に自生しています。


クロユリの花言葉
恋・呪い


クロユリについて

科・属ユリ科バイモ属
和名黒百合(クロユリ)
英名Kamchatka lily, Kamchatka fritillary
学名Fritillaria camschatcensis
原産地日本の中部~カムチャッカ半島、北アメリカ北西部
開花期5月~8月
花の詳細 Wikipedia


高山で黒く艶やかな花に出会ったなら、魂をも奪われてしまいそうなほど魅力的ですね☆

9月6日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に紫や白の星形をした小さな花は、バニラのような甘い香りで、フランスでは『恋の草』ドイツでは『神の薬草』ペルーでは『愛の薬草』、日本では『香水草』とも呼ばれる香り高き花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

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