1月31日の花<クロッカス>と花言葉


クロッカス(Crocus) 

早春に紫や黄、白の花を咲かせることから、古くから春の訪れを知らせてくれる花、バレンタインに捧げる花ともいわれます☆

属名の学名『Crocus(クロッカス)』は、長く糸状に伸びるめしべをもつことから、ギリシア語『krokos(糸)』の意味を持ちます。

サフランの花色は紫色で秋に咲き、クロッカスは春に色は様々な花が咲き、観賞用でハルサフランとも呼ばれます。


美青年のクロッカスは、リーズという娘との結婚を神々に許してもらえず、
絶望でクロッカスは自殺し、残されたリーズの嘆き悲しむ姿を哀れんだ花の女神アフロディーテは、青年をクロッカスに、娘をリーズの朝顔に変えたとさ。


クロッカスの花言葉

全般の花言葉青春の喜び・信頼・私を信じて・切望
紫の花言葉愛の後悔
黄の花言葉私を信じて

クロッカスについて

科・属アヤメ科クロッカス属
和名クロッカス
英名Crocus
学名Crocus spp.
原産地地中海沿岸
開花期2月~4月
花の詳細 Wikipedia


1月29日の花<コケ>と花言葉


コケ(Moss)

樹木や岩石をおおう様子は母が子を守っているような、日本の国歌にも登場する母性愛を感じる地上最古の植物で、うさぎ苔は、可愛い花を咲かせる苔の一種☆

ウサギコケ

名は、樹木につく毛から『木毛(こけ)』や細かい毛から『小毛(こけ)』などから名付けられ、明治時代になり、字が変わったため『苔(コケ)』となりました。


コケの花言葉
母性愛・信頼・孤独・物思い


コケについて

科・属苔植物
和名苔(コケ)
英名Moss
学名Marchantiophyta
原産地世界中に分布
開花期周年
花の詳細 Wikipedia


水分を蓄え、森林や地球を守ってくれている健気な優しさに癒されます☆

1月28日の花<カタクリ>と花言葉


カタクリ(Katakuri)
春にいちはやく花を咲かせ古くから親しまれきた、淡紫紅の反りかえった春の妖精と呼ばれる山野草☆

この植物の球根から抽出したデンプンの粉が片栗粉です。

7~8年ほどかけて種が球根となるユリ科カタクリ属に分類される球根性の多年草で日本全国の平地から山地まで幅広く自生しています。

夏前には葉が枯れてしまうので『スプリング・エフェメラル(春の妖精)』とも呼ばれます。


カタクリの花言葉
初恋・嫉妬・寂しさに耐える


カタクリについて

科・属ユリ科カタクリ属
和名片栗(カタクリ)
英名Erythronium japonicum
学名Katakuri, Dogtooth violet
原産地日本、朝鮮半島、サハリン
開花期3月~5月
花の詳細 Wikipedia


群生するまでには数十年の月日がかかるといわれる貴重な群生地一度は訪れたいですね☆(⌒∇⌒)
愛知県豊田市足助町の香嵐渓・神奈川県相模原市の城山かたくりの里・千葉県柏市のカタクリ群生地・栃木県那須郡那須川町のかたくり山公園・東京都西多摩郡奥多摩町の御前山のかたくり・栃木県下都賀郡岩舟町のみかも山公園のかたくり

1月27日の花<ヘリオトロープ>と花言葉


ヘリオトロープ(Heliotrope)

春から初夏に星形をしたバニラのような甘い香りの小さな花を密集して咲かせる香り高き愛の花☆

学名は、太陽に向かって花を開く性質のため、ギリシア語『helios(太陽)』『trope(向く)』から。

英語は、『Heliotrope(ヘリオトロープ)』ですが、香りが似ていることから『Cherry pie(チェリーパイ)』という別名もあり、和名は、『キダチルリソウ(木立瑠璃草)』、または、『ニオイムラサキ(匂紫)』『香水草』とも呼ばれます。

バニラのような甘く深みのある香りを持ち、古くから石けんの香料や香水、ポプリの原料として用いられています。

葉は先端がとがった美しい濃緑色で、葉脈がくっきりとして、表面に細かなヒダが入り、裏側は白っぽく繊毛があります。

ギリシア神話では、水の精クリティが太陽神アポロンに恋をしましたが、アポロンとレウトコエ王女が恋仲にあると知ったクリティが妬みから王女の父に密告し、怒った王は娘のレウトコエを生き埋めにされてしまいました。

悲しむアポロンを見つめながら悔やんだクリティは、太陽を眺めながら何日も地面に座り続け、ヘリオトロープに姿を変えてしまったというヘリオトロープの伝説があります。


ヘリオトロープの花言葉
献身的な愛・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・甘い誘惑・私は貞節を守ります


ヘリオトロープについて

科・属ムラサキ科キダチルリソウ属
和名木立瑠璃草(キダチルリソウ)
香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)
英名Heliotrope, Cherry pie
学名Heliotropium arborescens
原産地ペルー
開花期5月~7月
花の詳細 Wikipedia


夏目漱石の小説『三四郎』にも登場する香り☆

1月26日の花<カロライナジャスミン>と花言葉


カロライナジャスミン(Carolina jasmine)

春に長く伸びたつるに鮮黄色のラッパ型のジャスミンのような花が甘い香りを放ちながら、次々と枝いっぱいに咲き、冬には濃緑色の葉が黄から赤褐色に紅葉し、四季を楽しませてくれる長寿の花☆

カロライナジャスミン

英語の『Carolina jasmine』は、カロライナ州に自生し、花の香りがジャスミンに似ていて、ペルシャ語『yasmin(ジャスミン)』から。『Yellow jasmine』、『Evening trumpet flower』などとも呼ばれます。

属名の学名『Gelsemium(ゲルセミウム)』は、イタリア語『gelsomino(ジャスミン)』が語源であるといわれます。

モクセイ科のジャスミンとはまったく違う種で、毒性があり、脈が早くなったり、呼吸、心機能に障害が出るので、取り扱いには注意が必要です。


カロライナジャスミンの花言葉
長寿・甘いささやき・素直・気立てのよさ


カロライナジャスミンについて

科・属ゲルセミウム科ゲルセミウム属
和名カロライナジャスミン
英名Carolina jasmine, Yellow jasmine, Evening trumpet flower
学名Gelsemium sempervirens
原産地北アメリカ南部から中央アメリカ
開花期4~5月
花の詳細 Wikipedia


アメリカでは医薬品とし、偏頭痛や喘息に効果があるとされていたようです。黄色の花が癒してくれます☆

1月25日の花<ツバキ(シロ)>と花言葉


ツバキ(Camellia)

冬から春に日本人の誇りを表現したかのような控えめな美しさは、『万葉集』の頃から日本人に親しまれ、至上の愛らしさを持つ花☆

和名の『椿(つばき)』は、つやのある葉を持つことから『艶葉木(つやはき)』、丈夫なことから『強葉木(つばき)』、葉が厚いことから『厚葉木(あつばぎ)』、朝鮮語の『冬柏(トンベイ)』が訛った説など諸説あります。

英語の『Camellia』は、スウェーデンの植物分類学者の『カール・フォン・リンネ』氏が、宣教師の『ゲオルク・ヨーゼフ・カメル』の名から名付けました。

ツバキとサザンカの見分け方は、
ツバキは、晩冬~春にかけて咲き、花は丸ごと落ちます。雄しべは花糸の下半分くらいがくっつき、葉柄には毛はなく、花は完全には平開しません。
サザンカは、晩秋~初冬にかけて咲き、花びらが個々に散ります。花糸はくっつかず、葉柄に毛があり、花はほぼ完全に平開します。

日本原産のこの花がヨーロッパに渡り、オペラ『椿姫』の主人公を象徴する花になったことから、『東洋の薔薇(バラ)』と賛辞が捧げられます。


ツバキの花言葉

全般のツバキ誇り・控えめな優しさ
赤のツバキ謙虚な美徳・控えめな素晴らしさ・気取らない優美さ
白のツバキ完全なる美しさ・申し分のない魅力・至上の愛らしさ
ピンクのツバキ控えめな愛
黒椿のツバキ気取らない優美さ

ツバキについて

科・属ツバキ科ツバキ属
和名椿(ツバキ)
英名Camellia, Japanese camellia
学名Camellia japonica
原産地日本
開花期11月~12月、2月~4月
花の詳細 Wikipedia


丸ごとボトっと落ちる花も美しいですね☆

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